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グイッと顎を取られ、後ろを向かされる。
体制を変えた五木が、覆い被さるように唇を近づけてきた。
『え!? うそ…』
キスされる、と思った時には、既に唇を貪られていた。
ふわっと、五木のタバコの香りが、口腔に広がる。
タバコの香りなんて、お店で嗅ぎ慣れている筈なのに、それが五木から口移しで与えられているかと思うと、全身が痺れるような感覚に捕らわれる。
「…んっ…」
息苦しい程の口付けに、吐息が漏れる。
自分のものとは思えないような甘い声に、顔が紅潮するのを感じた。
布越しに、ペニスに触れられる。
既に硬く屹立しているのが五木に伝わってしまい、羞恥心でいっぱいになる。
あっという間に服を脱がされ、全てを露わにされた。
全身を大きな手のひらが、舐めるように愛撫する。
久貴のペニスは痛いほどに張り詰め、先端からは蜜が溢れていた。
羞恥と快楽に悶えながら、夢中で五木にしがみつく。
目尻をチュッと吸われ、いつの間にか涙が滲んでいた事に気付く。
「…五木…さん…」
久貴は、もうイきたくて仕方なかった。
しかし、そんな事を五木に訴えられる筈もなく、切なげに呼びかけるのが、精一杯だ。
そんな久貴の気持ちを知ってか知らずか、五木は余裕の顔で愛撫を続ける。
やがて、久貴の尻を愛撫していた五木の指先が、割れ目へと歩を進めた。
「…ゃっ…」
久貴が小さく叫び、全身を硬直させる。
少し、震えていた。
「久貴、力を抜け」
そう言い放った五木の言い方は冷たかったが、しかし、どこか優しさを含んでいた。
久貴が、恐怖を堪え、必死に深呼吸を繰り返す。
しかし、震えは止められず、上手く力も抜けない。
そんな様子に気付いた五木が、問い掛けた。
「お前、こっちの経験、無いのか?」
いつもよりも更に低い声音に、久貴が萎縮する。
「…いえ……。
…すみ…ません…、大…丈夫…です…」
なんとか呼吸を整え、五木を受け入れようとする久貴を、五木が両手でぎゅっと抱き締めてくれた。
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