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「どういう事?」
小鷹先輩が少し目を見開いて、俺を見る。
気持ち悪がられて嫌われるかもしれない。俺が嫌われたら右那もフラれてしまうかもしれない。
それなのに、欲望に取り憑かれた俺は止まれなかった。
「そのままの意味です。先輩が興味あるなら...どうですか?」
着ていたシャツに指を這わせてゆっくりと捲る。小鷹先輩の目がそこに釘付けになる。
今、どう思われているんだろう。気持ち悪いかな。
上に少し滑らせた所で捲る手を止めた。
流石に乳首は、見せられないよな。こんな状況でもそんなところだけ妙に冷静だった。
しかし、その手は小鷹先輩によって握り込まれた。
「せ、先輩?」
「俺と、遊びたいって事?」
小鷹先輩は握った手をそのまま上に勢い良くあげた。あげたものだから、お腹はおろか乳首まで顕になってしまって流石に恥ずかしさが込み上げてきた。
「あんなに煽っておいて今更恥ずかしいの?」
「ち、違、やっぱり無かったことに——」
「しないよ」
俺の言葉に被せるように言われた言葉。
「いいよ。遊んであげる。セフレになろうよ」
握り込められた腕をそのまま倒されて、勢いでベッドに沈んだ。
シングルベッドは男2人の体重を受けてギシリと悲鳴を上げた。
小鷹先輩は俺の唇を撫でた。その指先の冷たさにゾクリとした。
そしてそのまま、唇が重なった。
先輩は唇もひんやりしていて、俺のファーストキスは氷のようだった。
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