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小鷹先輩の手が俺の肩を滑って、かかっている状態だったバスローブをストンと落とした。
そのまま手の動きを目で追っていると、どんどん下にさがってきて腰骨を撫でられて肌が粟立つ。
そして、クイッと下着のゴムに指をかけられた。
「左那くん、ここも脱がして欲しいの?」
ねっとりとした甘い声で小鷹先輩に囁かれて、硬直状態だった俺はハッと我に返った。
「じ、自分で脱ぎます!先輩は先にお風呂行ってて下さい!」
「はいはい。待ってるからね」
くそう、心底楽しそうな顔をしやがって。あの人は人を辱めて楽しんでいる真性のドSだ!!
そんな事を思いながら先輩が消えて行った浴室に足を運んだ所で、またしても俺の脳は固まった。
え、待って。俺、自分でパンツ脱いで真っ裸でこんな明るい浴室に...小鷹先輩がいる浴室に入るの?本当に?
混乱しきった脳を必死に動かそうとするけれど、頭の中はまとまらない。
でも......行くしかないっ!!
何でだろう。いつもお風呂に入る時と変わらずパンツを脱ぐだけなのにドキドキして止まらない。
するり、とパンツが足から抜けた。
今にも飛び出しそうな心臓を抑えて、浴室へと続くドアに手をかけた。
ガチャリと開くと、湯気がモワッと舞い上がる。
「やっと来た。おいで、背中流してあげる」
ちょうど洗い終わったのか、先輩が濡れた髪を鬱陶しそうに払いながら言った。
水も滴るいい男とはこのことか!
でも今はそんな事じゃない。俺、明らかに小鷹先輩にガン見されてる。
「......左那くんって、本当に綺麗だね」
「っ...」
目が合った先輩の瞳が、静かに揺らめいて見えた。
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