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引っ張って連れてこられたマンションは、見るからに高そうだった。
「ちょっと座って待ってて」
「あ、うん。」
霧人は冷凍庫から保冷剤を出し、タオルを巻いてこっちに持ってきた
「はい。」
「…?」
「頬、赤くなってるよ。叩かれてるところ見ちゃって…」
「あぁ、見てたんだ。」
「うん。何があったの?」
「別にあんたに話すことじゃない。」
「そっか…」
少ししてから俺は家に帰った。
「おかえり。ちょっとこっち来なさい」
「何」
「こんな夜遅くに出歩いて何してたの」
「…先生を送りに駅まで、」
「1時間も? 言い訳しないで!」
また頬を叩かれた。
「どうせ、素行の悪い人とつるんでるんでしょ。
なんでお母さんの言うこと聞けないの!」
また始まったよヒステリック
「違うよ。」
「違わないわ!もういい。顔を見たくないわ。」
「…」
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