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73 体育祭
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「優勝出来るといいな〜」
『俺緑より赤が良かった〜』
『私は黄色』
『俺も黄色』
「えー俺黄色嫌い」
『ひどーい!黄色嫌いだなんて見る目ないね〜』
「黄色の き はキチガイの キ 〜!」
『翔太!酷い!颯斗が酷いこと言う!』
『サイテー! 女をいじめるなんて最低だな!』
「知らねーよーだ! リレー始まるじゃん 行かないと」
玉入れが終わり、綱引きも終わり、リレーが始まる
『そういえば、1番とアンカーだっけ?』
「うん。 アンカー前が霧人だっけ?」
『あーあの陰キャくん?』
「うん。あいつ足速かったんだ」
『な〜足の速いやつがラストに来るらしいからよっぽど速いんだろうな。』
On your mark
set
パン!
あ、結構最初の方は遅いのか、
俺らのクラスは1人少ないから俺が2回走るけど、
他のクラスも少ないはずなんだけど、
最初には入れずにラストに入れるのか?
「頑張ってな!」
『う、うん!』
大丈夫か?こいつ、
結構な差をつけて1番で渡したけど、前髪気にしてて、全然走らねぇじゃん
リレーも終盤
圧倒的差をつけていたが、1人転んで順位は3位
お、霧人にバトンが渡った。
速…
てか、次俺の番じゃん!
すげぇな、、一気に差を縮めて2位になった
アンカーはグラウンド1週。
ここで巻き返すしかない。
「颯斗くん!任せたよ!」
受け取る瞬間に叫ぶように霧人が言った
「任せろ!」
1位とは接戦だった。
霧人がいなかったら確実に勝てなかった。
相手は陸上部のエース
でも、大丈夫。
この間の大会も1位だった。
俺なら行ける!
パンパンッ!!
ゴールテープを切ったのは俺だった。
それまでは抜いたり抜かされたり。
「よっしゃぁぁぁ! 霧人!」
「凄いよ!颯斗くん! あの陸上部のエースを抜かして1位だなんて! ずっとドキドキして、目が離せなかった!」
「霧人が巻き返したからだ! でかした!」
『めっちゃ仲良いじゃん笑 てか!めっちゃかっこよかったぜ!颯斗! やっぱり颯斗はすげぇな!』
「まぁな笑 3位まで落ちた時めっちゃビビった笑
女子が前髪気にしすぎなんだって! 」
『仕方ないでしょ!
好きな子には可愛い姿見せたいでしょ!』
「わっかんねぇ笑 まぁ1位だからいいんだけどさ〜」
『次借り物競争だっけ? 最初は1年で、次は2年、ラストに3年か〜 てか、颯斗出るんだよな?』
「うん」
『好きな人とかでたら面白いよな笑』
「確かに笑」
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