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勝手にイっていいから*
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この独特の匂いにどこか安心している自分が少しおかしかった。
「どう?イけそう?」
事務的に聞けば、顔を赤らめて「わからない…」と小さく首を振って返す。
前で二回イかせてやったからか、特徴的な垂れ目が潤み、長い睫毛を微かに濡らしていた。
大股を広げて、恥ずかしい部分を露わにしているのにも関わらず、恥じらうその顔がすごく扇情的だ。
言葉通り、後ろを使うのは初めてらしい——
後ろだけじゃなく、前も使ったことがないと言っていたっけ。
それでも、自分で弄った事はある上にどうやって調べたのか洗浄の知識もあったくらいだから、少し解せば指一本は軽く飲み込んで行く。
中を探って、突起を押したり緩めたりしている内に「あぁっ」と、女の子みたいな可愛らしい声が漏れ始めた。
また前を触って、気を分散させてやりながら二本目の指を入れて行く。
少し焦りすぎたのか「うっ」と萎えるような低い声を漏らして眉間にシワを寄せた。
だが、その苦しそうな表情もまたいい。
特に拒む様子もないので、指はそのままに前の先端だけを口に含んで執拗にねぶる。
「ああぁ…あああ……やっ……なんか…変…あぁあぁああ、やめて!んん…やだ、怖い…やめて……」
ジ迫り来る様なもどかしい感覚に混乱しているのか、声と共に忙しなく腰を捩るから、やりづらくてかなわない。
一旦口を外し、落ち着かせると、言葉とは裏腹に後孔はねだる様にパクパクと小さく開閉を繰り返していた。
ローションをたっぷり継ぎ足して、三本目を刺して行くと「いっ…」と先ほどよりも辛そうな顔をしたが、やはり拒む気配はなかった。
—良かった、これならいけそうだ。
そのまま減らすことなく、三本の指を交差させてはバラす感じで中を捻じりながら、わざと音を立ててやる。
更に前も使って意識を分散させている内に絶叫に近い声を上げて、白くて細い身体が大きくのけぞった。
まさか、一度目で後ろでイッたのか?と驚いていると、なんてことはない。
前の先端だけでイったらしい。
それでも、今まで味わったことの無い快感にその身を震わせて、恍惚に濡れた瞳でこちらを見つめていたので、ここぞとばかりに
「挿れていい?」
と聞いてみれば、涎を端から垂らした口を閉じること無く「へぇ…」と情けない声を出して頷いた。
こうなれば、後は関係ない。
「じゃあ、イきたくなったら勝手にイっていいから」
とおざなりに言うと、自らのモノを慎重に差し込んで行く。
「あっ!いたっ!!!んん!痛い!!」
と悲鳴を上げ力むので、上手く入らない。
もどかしさを隠しながら、上に重なり、唇を合わせてやった。
たっぷり時間をかけて舌を絡ませ、萎えかけた気持ちを再び煽ってやる。
「動くよ…力抜いて…」
そう優しく囁けば、また恥じらいながらこくりと一つ頷く。
それでも律動を始めると、痛いのか苦しいのか、また力み始めるので、中々、自身が気持ちよくなれない。
「もっと力抜いて…えいす——」
宥めるため、名前を呼ぼうとして咄嗟に飲み込む。
——名前なんだっけ?
似た様なの選んだのがまずかった…と後悔しながらも、どうにか名前も忘れた男の中で逸郎が果てたのは、ホテルの休憩時間を30分以上も過ぎた時だった。
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