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  • 莉犬くん、さとみくん、嫉妬

    莉犬くん、さとみくん、嫉妬の表紙画像

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    全1ページ
    読了時間:約2分
    公開:2023/05/15 16:56
    更新:2023/05/15 16:56
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    連載中
  • 概要

    「ひなちゃ〜ん!かわいいね!」

    俺は今、さとみくんの家に遊びにきている。
    俺を家に呼んだのはさとちゃんなのに、さとちゃんはさっきから猫のひなちゃんや犬のモカちゃんばっかり可愛がっている。
    俺のことは眼中にないみたい。

    「ねぇ、さとちゃん!ゲームしようよ」

    「んー、後でな」

    「お菓子食べようよ!」

    「ひなちゃんのご飯あげてからな」

    俺が何か言っても、ペットのことで頭がいっぱいで、さとちゃんは全く構ってくれなかった。

    もう、俺に構ってくれないのかな…。もう、俺なんていなくてもいいのかな…? 
    そう思うと、急に涙が込み上げてきた。

    「っ…///。ふぇっ……。グスッ」

    ばっ

    俺は泣きながらさとちゃんの背中に抱きついた。

    「さとちゃんの…ばか!ひ、ひなちゃんたちもいいけど……、俺にも構ってよ…///」

    「っ……///」

    俺がそう言うと、さとちゃんは顔を真っ赤にしてこっちを見つめてきた。

    「…なに?」

    「ご、ごめん莉犬。今、ひなちゃんたちばっかり構って、莉犬を嫉妬させるドッキリ…してたんだ」

    「ふぇ?」

    「だから、ほんとは莉犬に構いたかった。」

    「じゃあ、構ってくれるの?」

    「うん。でも、莉犬が可愛すぎて…。もう我慢できない。」

    「はっ?」

    俺がそう言うと、隠し撮りしていたであろうビデオを止めて、俺をひょいっとお姫様抱っこした。

    「ひゃっ!!」

    「ベッド、行こ?」

    「いやいや、まだ心の準備が!」

    「構って欲しいんでしょ?ベッドでたくさん可愛がってあげるよ」

    「っ…///」


    その後、俺の腰は無事死亡しましたとさ☆

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