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狂宴
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床に転がったシアンが顔を上げれば、眉間に縦筋をいれた副官が息を荒らげて立っている。
「もう我慢ならん!貴様にこれ以上好き放題させてやるものか…!」
「…っ…なに か、問題ですか?貴方がたの望みどおりに僕は動いたまでですが…!?」
「我らの望み……!?──…ふ、ああそうだな…。貴様はクルバンとしてなるほど素質があるらしい」
「……」
「ならばこの私がクルバンが何たるかを叩き込んでやろう。貴様が調子にのらぬようしっかり教育してやる…!」
「……では貴方が僕の相手を?」
「……そうだ。私が相手だ」
「承知、しました」
何が教育──。お前も所詮は下卑た欲に支配され、毒される側の人間だ。
突如 乱入してきたこの男に、気が進まないが近付いたシアンが足に擦り寄ろうとする。
だが腰巻を解こうと伸ばされた手は、副官によって払われた。
「私に触れるのは許さん」
「触れなければ何もできませんが」
「そうでもない」
擦り寄る彼から距離をとって後退した副官に向け、僅かな戸惑いを見せたシアン。
彼が表情を曇らせた瞬間
副官に命じられた数人が彼を取り囲んだ。
「──…押さえつけろ」
「へい!」
だいの男達に四方から手足を捕らえられ、仰向けにひっくり返された身体を持ち上げられる。
先ほどまでオメルが強いられてきた体勢と同じだった。足は膝を曲げた状態で左右に割られ、腕も胴体も、満足に動かせられない。
「さっさと衣服も剥ぎとれ!鼠にはすぎた物だ」
その間、副官は床に転がったクルチを拾い上げ、まだ動けないでいるウルヒへ冷たく言い放った。
「貴様が犯されてどうする?この役立たずが」
「ふ、副官っ、そういうなよ…っ」
「もういい喋るな。貴様は早くその汚い物をしまえ!」
「…っ、へい」
そしてウルヒを横へ退かせて位置を入れ替わると、脚衣をズタズタに裂かれて拘束されたシアンへと相対した。
シアンの白い肌が多くの見物人の前に晒され、無毛の局部を隠す隙も与えられず、股を開いた無様な格好に固められている。
「…いいザマだ」
「……」
「何も言わぬのか?許しを乞うなら聞いてやらん事もないぞ?……聞くだけだかな」
厳しい顔で唇を引き結ぶシアンに対して、副官は残酷に口の端を歪める。
“ やっと…あの澄まし顔が崩れてきたか。いいぞ、貴様の正体を暴いてやろう ”
他の隊員は静かに注視していた。
「貴様の好物をくれてやろう」
「…ッッ‥‥ぅ‥!!」
シアンが目を見開く。クルチを逆手に持った副官が、柄(ツカ)をシアンの後孔へ突き立てたのだ。
女の手首ほどありそうな太さ…。すんなり入る訳もない。
「ク‥ッ──‥…ぁ‥!!」
しかしシアンを全く気遣わない副官によって、肉環を拡げたそれはミチミチと嫌な音を立てて押し込まれていった。
これには流石に、周りの見物人も顔をしかめて苦笑う。
ググッ...
「‥っ‥ハァ、ハァ…‥‥ッ」
....ズブッ
「……ッ─ア‥‥!」
「…っ…はいったか…。品のない穴だ」
シアンを見下して優越感にひたる副官だけは、この痛ましい光景を前にして少しも怯まない。
歯を食いしばったシアンが苦しげに息を吐き出す。
すると副官が、いつもは聞かない声色で高笑った。
「はははは!見ろ!鼠の尻に尾がついたぞ。なんと滑稽な姿であるか!」
なぁ?と周囲に顔を向けるものだから、周りも同調してぎこちなく笑い出す。
「…は…はは、本当にみっともないですねぇ」
「尻尾があるなら人間じゃありませんねそいつ。そのままの格好で見世物小屋に売ったらどうです?」
「それもそうだな……」
上官に媚びを売る彼等の言葉に気を良くした副官は、残虐な笑みを浮かべより深くまで柄を突き刺した。
「であるなら芸のひとつでも仕込んでやらねばなるまい。どうだ?何かできそうか?」
「‥ハァっ‥…ハァっ‥‥!‥‥く」
「能無しの鼠だな…。尾でも振って人間の機嫌をとったらどうだ!」
自然に抜けない深さまで刺されたクルチが、刀身を晒してシアンの臀から突き出ていた。
それは副官が手を離したことで自重に従って下に傾き、彼の " ナカ " を押し上げる。
「‥んん…!!」
ただでさえ窮屈な腸壁をさらに圧迫され、シアンの身体が自然と強ばる。副官の戯言に付き合う余裕はなかった。
「貴様が自ら振れないと言うなら…クク、手を貸してやろう。おい貴様ら!こいつの腰を揺すってやれ」
「は、はい!」
「‥‥!?」
シアンを両脇から抱えた男達が、上官の命令に従いシアンの身体を縦に揺すった。
「──!?…ッ…アアッ‥!」
刀身がしなり、大きく振れ──同時に柄がナカを抉る。
それは痛みとともに、乱暴な快感を生み出した。
「もっと激しく振り続けろ!」
「‥クッ…‥んッ‥‥ぁッ…‥ぁッ!」
突き立てられたまま柄が上下に暴れ、それはきつい窄まりを図らずもほぐしていく。
かなり無理やりだが孔が広げられていくにつれて、痛み以外の感覚も瞭然(リョウゼン)となってシアンに襲いかかった。
強制的に身体を上下に揺さぶられ、本当に獣が尾を振っているかのように滅茶苦茶にクルチが動いている。
その度に固い柄が、彼の過敏な肉壁をグリグリとえぐりながら、腹側にある膨らんだしこりを押し込んでいた。
「ン──ア…!!‥‥ハァッ、ア!‥ぁぁ!…ッ‥ぁ」
たまらず喘いだシアンが男達の興奮を煽る。
「ッ‥ハァ──アアっ!…んっ‥あ、あ、ああ…//」
「こ…いつ、…ハハ、感じてないか…!?」
「…っ…こんなんで感じてるのかよ…!!…なんなんだよっこいつ」
彼を拘束する男達は、苦悶の表情で仰け反った美しい肢体を間近に見下ろして自らの股間を固くした。
そしてこの青年をもっと悶えさせようと、力まかせに揺さぶり続ける。
「…んあああ!」
当たってはならない箇所に柄がくい込んで腸壁が収縮し、シアンの尻孔からドロリと白い液が滴る。それは、" 前の男 " が彼の中にぶちまけたモノだった。
グチュ!グチャ..!グチュ!グチュ!
それを皮切りに緩んだ窄まりから卑猥な音が漏れ出て、このショーの淫猥さを増幅させる。
グチ...グチュ!
ドロ...
「ふん……やはりスレマンの手が付いていたか」
「ぅアッ、ぁぁ!ア// アア…!!」
副官は飛び散る液に当たらない位置で腕を組み、蔑みの目でシアンの恥態を見物している。
自分は触れるのも嫌なのだろう…。横のウルヒに指示を出し、シアンを狂わせようと次なる責め苦を与えた。
「この色狂いをもっともてなしてやれ」
「いいんですかい?」
「訓練での借りを返しておらんだろう?また私を呆れさすような事は許さんぞ」
「へ…へへ、ありがてぇ…!」
指を加えて傍観していたウルヒが、シアンを弄ぶ機会を与えられ愉悦の笑みを浮かべる。
すっかり弱ったシアンを見下ろしすぐ隣を陣取ると、その男根を鷲掴んだ。
「ッッ‥ぅア//」
「よくも俺をコケにしてくれたなぁエロガキが!絶叫するまで遊んでやるから覚悟しろよォ!?」
触れられる前から先走りで濡れていた陰幹をグニグニと弄び、分厚い掌で扱き始めた。
「‥は、ぁ//‥‥んッッ…‥んッ!んッ!アッ!‥…‥カハっ‥ぁ、ア!ア!ああ//‥‥ん、んんっ‥‥//」
「声おさえてんじゃねぇよ!はぁっ、はぁっ、助けてくださいやめてくださいって泣いて頼めよ!」
「‥…カ‥‥ハァッ ハァッ!‥んっあ//」
「シ──シ、アン…!! ‥‥ジアン……!! シアン!」
煽るウルヒのしわがれ声の向こうからオメルの悲痛な呼び掛けが聞こえる。
シアンを助けようと男の足に掴みかかっているようだが、幼子をあしらうように軽く払い除けられていた。
「…やめ て…!!‥‥シアンにひどいコトするなよ!」
「黙れ!お前は俺らの相手をするんだよ」
「…ああ…!! やだ…‥やだ、アッ…!!」
シアンの方からオメルを引き離した別の男が、オメルの片足を持ち上げて尻穴に肉竿をあてがうと容赦なく腰を突き込む。
「アッああああ//」
小さな身体は簡単に押さえ付けられ欲情した男に犯される。
「あ!あ!あ!ああー// やだぁっもおっ、やっだ//‥アッ!アッ!あああああッ!」
「…ハァッ‥!?‥ハァッ、ぁ‥!!‥ッッ‥‥オメル‥!!」
互いが互いを助けたくとも、何もできない。
それぞれが快楽に責められ為す術なく見世物として狂わされていく。
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