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牢に鳴る媚声
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こうして尋問官は入れ替わった。
「……さて」
スレマンが、嫌にゆっくりとシアンに顔を向ける。
繋がれた両手から…足先まで、上から下を舐めるように見る男の目は嗜虐的な輝きを放っていた。
シアンは大人しくその視線を受け入れる。
「貴様……ああそうかそうか、宿舎の厨房で盗みを働いた……だったか?」
「……」
シアンに向けて伸びた手が、肩の留め具を外して捨てた。
防寒用の皮衣が足元に落ちいつもの隊服姿となる。
だがスレマンの手は止まらず、肩布を剥ぎ取り…腰当てを落とし…胴体に巻かれたクシャック(帯)をほどいて引き抜いた。
弛んだ脚衣(シャルワル)が下に落ち、シアンの下半身が下着一枚となる。
ぎょっとしたバヤジットが声をあげた。
「スレマン・バシュ!? 何を…っ」
「口を挟むなら出ていかせるぞ」
「くっ…」
広がった上衣の裾から内側へ手を入れ、腰骨から腋までのラインを辿って滑らせる。
途端にシアンの肌が細かく栗立つ。
男の手はキメの細かい白肌を撫で回すように動いた。
「‥…ッ‥」
「おっと動くなよ」
ピクリと反応したシアンを、スレマンが言葉で制する。例えそうしたくとも両手を石壁に繋がれて動けられないのを知ったうえで。
「盗んだ物を隠していないか探してやろう……んん?なんだコレは……厭らしく膨らんだ乳首だな。まるで女のそれだ」
「……ッ」
「しかも──…触れただけで即座に固くなる」
「‥ぁ…‥ッ」
スレマンは人差し指を両の突起のすぐ下にあてがい、素早く上下に動かした。
渇いた指に立て続けに弾かれる。
掠れた声を漏らしたシアンは、眉を寄せて甘く息をはいた。
胸を突き出すようにシアンの背中が反る。
衣服の下──スレマンの手がどのように動いているのかバヤジットには見えないが……だが否応でもわかるだろう。
目の前でシアンは今、男の毒牙にかかろうとしている。
“ シアン……!! ”
「‥ハ…‥‥ッ」
「実に健気な身体であるなぁ…。この様な場でこの様な状況で……感じるのか? ココを少し転がしただけで」
素早く転がしていた突起を、不意に強い力で摘まれると、さらに大きく仰け反った。
背後の壁に頭を擦り付けてシアンの顔が歪む。
「それともこんな状況だから感じているのか?貴様はつくづく醜い性分だからな。……くく」
「‥…ッ─ク、あっ‥‥//」
敏感な場所を乱暴に弄ばれて、痛がっているようにも見える。
けれど同時に彼を襲うのは快楽なのだ。それは相手が誰であろうと…シアンの身体はもう、淫らに快感を受け止める。
スレマンは片手でシアンの胸を弄び、もう片方を肌に這わして愉しんだ。
無防備な腋下を狙い、揶揄うように指を動かす。シアンが身体を捻って逃げる素振りを見せると、より執拗にそこをくすぐった。
「‥…!‥っ…」
手枷が音を鳴らす。
「逃れようとも無駄だ」
「…ッ‥スレマン‥様…‥!!」
「…っ…たまにはこうして責めるのも悪くない…。いつもいつも、貴様の生意気な手戯にのってやるのも癪(シャク)であるしな」
「‥…ぁッ」
皮膚の薄いトコロを邪な手が責め立てる。震えるシアンの顔を覗き込みスレマンの目が興奮して赤らんだ。
シアンの肌も首筋からゆっくりと赤みを帯びた。
「貴様の思惑どおりにいかぬのは…歯がゆかろう」
「…ク ‥ッあ‥」
「その生意気な目が負けを認め許しを乞うまで続けてやる」
色っぽく声を漏らす唇とは対称的に
薄く開けてスレマンを流し見たシアンの目だけは、いつもの様にどこか冷淡で、強い自我を保っている。
その反抗的な目がよけいに男を煽った。
「ふふ……ふはは、容易く音(ネ)を上げてくれるなよ?」
「‥…!?‥ッ──」
胸の突起を弄っていた手が、シアンの下半身へ伸ばされる。
グッ──
剥き出しの太腿を辿り、膝裏を持って高々と上げられた。
シアンは両手を拘束されたうえに片脚を持ち上げられ、ますます身動きが取れない体勢になった。
そしてすぐに、下着の布をほどかれる──。
.....パサッ
「……ふん、やはりな」
「…ッ」
「もうここまで涎を垂らして…品の無い」
「あ、ああッ‥」
下着の中で勃ち上がりかけていた陰幹が外気に解放される。
すぐさまスレマンの掌がソレを捕まえ、馬鹿にした手つきでシアンの腹に打ち付けた。
くびれた腹にペチペチと当てられるたびに…濡れた鈴口から水音が跳ねる。
侮辱的な扱いに腹が立つのが普通だが、シアンはゾクリと背筋と内腿を震わせた。
だらしが無い、品が無いと侮蔑の言葉を並べながら、スレマンが陰幹を弄ぶ。
乱暴に振ってみせたり、根本から扱いたり、指の腹で鈴口の溝をヌルヌルと撫で回したり、シアンが動けないのをいい事にやりたい放題だった。
「…ああ、ああ……‥//‥…アっ‥!!」
「…ふ…いつにも増して貪欲な身体だ…」
「ゃッ…ア、‥…ああ…!!」
「拘束されるのが好きなのか?それとも…あの男に見られているのがイイのか…?」
「ハァっ‥//──ッ」
ニヤリと笑ったスレマンが、固まって動かないバヤジットを横目に見る。
「──ッ?」
言葉を失い突っ立っていたバヤジットは、冷や汗とともに我に返った。
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