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僕は明良。今日から中学生になる。
小学生時代の友達は皆別の学校に行ってしまった。
独りなのは寂しいが、そのうち友達も出来るだろう。
「行ってきまーす!」
ほぼ新品のバックを背負って学校に向かう。家からは徒歩10分程度なので、遅刻しても大丈夫!
学校に着き、貼りだされたクラス分けのプリントを見る。
僕の苗字は井藤なので、かなり上の方にあった。
3組の、6番か…
教室は1階にあった。そっとドアを開ける。
もちろん、知ってる人は1人も居ない。
自分の名前のプリントが置いてある席に座る。
やることも無いので、本を読んでいると、隣の席の子が話しかけてきた。
「おはよう!君、名前は?」
「あっ、おはよ。僕は井藤明良って言うよ」
「よろしくな!俺は木村勇也!」
その後、2人で色々と話した。
担任が入ってきた。彼は30代半ばで、名前は森田 武志と言うらしい。
その日は簡単な自己紹介と、教科書配布で終わった。
森田先生は、明日は入学式だから遅刻しないように、と言った。
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