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人魚
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あれから俺は家に帰って、普通に晩飯を食べ
風呂に入って、そして眠った。
次の日の朝。
今日は土曜日で学校は休み!
けど、やることないし…
何しよう…?
ま、たまには家でぼーっとしてるのもいいよな。
実家は少し遠いところにあって、俺は学校近くのアパートに一人暮らし。
親からは仕送りをもらい、足りない分はバイトして補っている。
一人暮らしは大変だけど、自由だし気が楽。
仕送りしてくれる親にも感謝してる。
ピンポーン
ぼーっとしているとインターホンが鳴った。
まだ朝なのに…こんな早くから誰だよ…
そう文句をブツブツ言いながら玄関に向かう。
「はーい。」
扉を開けた先に立っていたのは
金色よりももっと透き通った色の綺麗な髪。
そして小柄…
って…、転校生!?
「あ、あの…ごめんなさいっ…僕、先生に住所聞いてっ…」
「あ、あぁ…別にいいけど…なんか用?」
えっと、えっと…ともじもじしながら
ちらちらとこちらを見てくる。
…なに?
とりあえずあがりなよ。そう言って鳴砂を部屋の中へと招き入れた。
「あの…急にごめん…僕……」
「なに…?」
「その…海から来たから、陸での生活の仕方がわからなくて…教えて…ほしくて…」
「な、なるほど…」
「ぼ、僕……どうやって生活していけばいいかな…?」
「そもそも…なんで海じゃなくてここで生活してるの?」
「どうしても陸で生活してみたくて…海には学校とかないし…」
「そ、そっか…えっと…まずは風呂とか…。あ、飯って何食べるの?」
「ふ…ろ…?…ご飯はね、海藻とか食べてたよ。」
「海藻…ね。それなら簡単だけど。風呂はほら…こっち。」
鳴砂を風呂場まで連れてきて、どんなものかを教える。
「ここで何するの?」
「ここを捻るとお湯が出るから、それで体を洗うんだよ。」
水がダメ。ということをすっかり忘れていた俺は何も考えずシャワーのお湯を出した。
そのとき…
「うわっ!!」
「わ、ご、ごめん!」
ズデンッ!
と大きな音を立てて、鳴砂が床に倒れた。
足にお湯がかかってしまったせいで
人間の足が人魚のヒレに変わってしまったからだ。
「ごめん!まじごめん!!」
「い、いたたたたた……大丈夫…。」
立てなくなってしまった鳴砂を俺は抱き抱えた。
「うわっ、軽っ」
「そ、そうかな……」
やけに軽い鳴砂を居間に連れていき、座布団の上に座らせた。
「ごめん…僕、まだ我慢できなくて…。」
「我慢って、何が?」
「大人になったら水がかかっても足を保っていられるんだけど…今はまだ出来なくて…。」
「へぇ…そういうもんなんだ。」
足のヒレをぴろぴろさせながら説明している。
最初見た時は驚きすぎて、あまりよく見れていなかったけど
改めて見るとすごく綺麗だ…。
綺麗な少し青っぽい緑色で
キラキラと反射して光っている。
「なぁ。」
「なぁに?」
「少しだけ…触っていい?」
「え、いい…けど…」
その綺麗な人魚の下半身を恐る恐る触ってみる。
ほんと綺麗……
宝石みたいだ。
けど、少しザラザラしている。
「う…へ…」
「え、ごめん!痛かった…?」
「ち、ちが…なんでもないよ…ッ」
……?
なんで赤くなってるんだろう?
「ありがとう。今拭いてあげるから…」
「ありがと…」
バスタオルを持ってきて、強く擦らないように気をつけながら優しく拭いてやる。
「んっ……/////」
「い、痛い?」
なんだよ…そんな顔して…
「い、痛くは…ない…よ……ぁッ、、/////」
いや、ほんとなんなの…その顔……
可愛いんだけど…
顔を赤らめて、少しうっとりしたような表情をしてる。
「ほんとに大丈夫…?」
「だっ、大丈夫っ!…ひ、人に触られると…なんか…変でッ、んんっ……////」
「えっ…と、自分で拭く?」
「お願い…拭いてッ?////」
「わ、わかった……」
なんか変って…なに?
人に触られると感じるとか?
…んなわけないか。
また前のように光を放って足が元に戻った。
「あ、戻った。」
「あ、ありがと…ぅ…///」
顔を赤くしたまま礼を言う鳴砂。
ふと目をやると、鳴砂のズボンの中心が少し盛り上がっているのが見えた。
……いや、なんで??
見られていることに気が付いたのか、さっと盛り上がっているところを隠した。
「な、なんで?」
「だ、だから…人に触られるとなんか…変で…」
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