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いい匂い
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俺の首元に鼻を押し当て匂いを嗅いでくる。
それがなんだか少し恥ずかしかった。
「多分ボディーソープの匂いじゃないかな。」
「ボディーソープ?」
「体を洗う洗剤のことだよ。」
「そんなのあるんだ!…太地くん…ほんといい匂い…」
「それは…まぁ…気に入ってくれてよかった。」
可愛い格好をして、そんなに近寄らないでほしい…
「ん〜…いい匂い〜…落ち着く…」
「ほら、眠いんでしょ?寝なよ。」
って…もう寝てるし。
まぁいっか。
……寝顔も可愛すぎなんですけど。
てか、顔近すぎ…
なにこれ、なんでこんなドキドキするんだろう…。
脳みそが鳴砂のことを女の子と判断しているのか、なんなのか…
異様に可愛く見えてドキドキする。
しかもこのちょいちょいキスしたくなる衝動にかられるのはなんなの…?
鳴砂は男だからだめだって…
「…ぅ……」
鳴砂の息が首にかかってくすぐったい。
…寝てるし、1回くらい……
バレない…よね…。
…チュッ
軽くキスをした。
と、次の瞬間。
「ちょっ……!?」
寝ているはずの鳴砂が俺に抱きついてきた。
ちょっと…!離れないし…!!
「…たい…ち……くん……」
「え?な、なに?」
バレた……?
寝言……?
……………。
ま、まぁ……大丈夫かな?
多分…。
さて、俺も寝なきゃ。
おやすみ、鳴砂。
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