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弱点
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ただ普通より少し仲が良いってだけで深い仲なわけではない、だって男同士だし
俺にとっては上官になるし、綺麗で素敵なお嫁さんが3人も居る立派な既婚者だ
なのに頻繁にお屋敷に呼ばれて専用の部屋なんかも与えてくれて何かと傍に置いてくれている
休みの時はずっとくっついてたり、寝る時も風呂も一緒だったり、接吻なんかもしちゃってる
どういう関係なのか聞かれると返答に困るけどこの人が相手だと何をされても、しても不思議と嫌じゃない
……だけども俺にだって他にも会ったり行動を共にする人は居るわけで、稽古の終わりに銭湯や食事に行ったりなんかは普通にする
たったそれだけの事でこの人がこんなに怒るなんて思ってもみなかった
「もういい加減に離して下さいよ!別に俺が誰と何をしようがアンタには関係ないでしょ!」
「関係なくないだろ!稽古でも任務でも終わったら寄り道しねーで直ぐに帰ってこいって何時も言ってんだろうが!」
「汗だくで気持ち悪かったから皆で風呂に入って来ただけじゃない!それの何がいけないの!?」
「何ってお前…色んな奴の前で裸になって無防備に肌を晒したんだろ」
「え?脱がなきゃ入れないでしょ?それは皆一緒ですよ」
「そりゃ違うな…他の男の目に触れさせたのが問題だ」
「はぁ~?宇髄さんだって見慣れてるし減るもんでもないし何の問題もない」
「お前は良くても俺や一緒にいた野郎共は違うんだよ」
「違うって何が?」
「何で分かんないかな……兎に角ソイツ等とはもう誘われても絶対に行くなよ」
「言われなくても行きません!あの人達は炭治郎達と違って酷いんだもん…思い出すだけで腹が立つ」
「何かあったのか?」
「脱衣所で脱いでたら隣りに居た一人が俺の胸を見てからその、ち、…乳首が変だとか言ってイジってきてさぁ…」
「…………弄られた?」
「酷いですよね、別にそんなに珍しいものでもないのに皆で寄ってたかって」
「皆で……?」
「か……陥没してるから何だって話ですよ…バカにして突っついてからかって嫌な感じ」
稽古を終えて一緒に頑張っていた隊の人達と数人で銭湯に行った
丁度出てきた所に使用で街に出ていたこの人と出会して部屋まで強制連行
その間もずっと腕を掴まれてて痛い…その鈍い痛みに耐えながらの聴取に空気が重い
先程の事を思い出してはイジられた内容をそのまま答えると宇髄さんの顔色を窺った
何をくだらないことを、と呆れて一蹴されるかと思ったらそんなことはなかった
明らかに無表情で伝わってくる音が怖いくらいに何時もと違う
何でそんなに苛ついてるのか分かんない
「……見せただけじゃなくて触らせたのか」
「へ?指でツンツンしてきただけですよ。何が面白いのか知らないけど失礼な人達ですよね」
「髪の一筋たりとも触れさせたくなかったのに…敏感なくせにベタベタ触らせやがって…まさかソイツ等の前で感じてたんじゃねーだろうな?」
「ンな事くらいで感じるわけないでしょ!それに女の子じゃないんだから敏感でもないし!」
「へぇ……だったら証明してやるよ」
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