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大きいくまさん、こと
有間先輩から着いてきてと言われ
管理人室で鍵をもらい
有間先輩の部屋へ向かった。
「有間先ぱ…」
「他人…や。」
他人って…
他人行儀ってことだろうか?
「…いや、一応年上ですし有間先輩で…。」
さっきあったばかりだし…
「…や!」
や!ってあなた…。
えっと…じゃあ……
「く、くま先輩??」
くまみたいだからって単純な理由。
なんかいきなり下の名前ってのも…。
「くませんぱい…」
どこかご機嫌だ。
いいんだ…。
「くま先輩…どうして僕も部屋に??」
「湊音…に渡したいもの…ある。」
そういって連れてかれたくま先輩の部屋。
おじゃましますと言って入った室内は
大きなクマのぬいぐるみがあって
思わず笑いそうになってしまった。
「ん。」
そう言って渡されたのは
小さなバッジ。
「つけ…て?」
そう言ってくま先輩は自分の制服の襟を指さした。
そのようにつけろってことか?
緑色の綺麗なエメラルドの石がついたバッジ。
高価なものだろうけどいいのだろうか??
慣れない手つきで付けたバッジをみて
満足そうなくま先輩。
「おそろい。」
なんだろうか
この生き物は。
無性に頭をわしゃわしゃ撫でたくなってしまう。
色々している間に
登校時間になってしまったので
くま先輩と別れ、校舎へ向かった。
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