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「ただいまー」
「おかえりなさい!疲れたでしょ!」
「おかえり、よく帰ってきたね。」
暖かい家庭。
僕の我が家。
「お腹すいてる?
ご飯どうする?湊音の好きな
エビフライとオムライスとカレーあるよ!」
「多い多い!
じゃあオムライスにするかな」
お母さんは相変わらずだ。
「学校はどうだ?
友達できたか?寂しくないか?」
「できたよ。徹って同じクラスの子と先輩2人」
友達では無いけど。
「そうか。
ちゃんと食べてるか?
クレジットカードの明細届くが
そんな買い物してなくて大丈夫なのか?」
お父さんも相変わらず心配症だ。
「お昼は学校の食堂。朝と夜は寮の食堂で食べてるよ。
そこの食堂レストラン並に美味しいんだ!
あとは備品とかは無料で補充してくれるから
買うものと言えば飲み物とお菓子くらいだよ。」
本当に買うものがないのだ。
食堂も1食500円以内で食べれるものもあるし。
「メール覚えたいんだが
何度やっても無理でな。
教えて貰ってもすぐ忘れる。
返事は出来ないが見ることはできるから
たまには写真も送ってくれ。」
うちの両親は共に高齢だ。
若い時、携帯を必要としていなく
電話さえ出来ればいいって環境で育ったから
メールの機能はいつまで経っても使いこなせないらしい。
「分かったよ。
じゃあ今携帯にある写真をいくつか見せるよ」
そう言って徹に撮ってもらった
食堂での写真。
徹が勝手に撮った
半分盗撮のツーショット写真。
柊先輩が撮ったくま先輩の寝顔(を送られてきた)
柊先輩が体育の授業中の僕を屋上から撮った写真
(柊先輩はこの時間屋上でサボっていたのか)
あと無駄にキメ顔の柊先輩の自撮り(送られてきた)
こう見たらこの3ヶ月で
色々写真あるなぁ。
「みんな青春でいい写真だね。」
安心した顔をするお父さん。
「うん、僕は楽しくやれてるよ。
"しあわせ"だよ。」
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