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「いちについて、よーい。」
パンっ
スターターピストルの音で走り出した。
お題までの距離は50m
僕は3番目くらいに到着して
お題を引いた。
僕はお題をみて生徒席とは反対の
生徒会、観客席を見渡した。
先に生徒会席に目がいった。
ニヤニヤしている柊先輩。
あなたは何を求めてるんだか…。
「えっ!?保健医の白衣は保健室!?」
保健医らしき人と話している生徒。
暑いからか白衣を着ず
白いシャツのみの保健医。
「うーわ。管理人のメガネって
寮遠いじゃん!!!」
ご愁傷さま。
人のことばかり気にしてないで
僕もお題を見つけないと。
いた。
「志生!」
志生にお題を見せると
ニヤッと軽く笑う志生。
手を引いて走り出そうとした…が。
「うわっ!」
視点が揺れた。
ひゅぅ〜。
冷やかすように口笛を吹くハチ。
僕は恥ずかしくなって手で顔を覆った。
<おおっと!最初に到着したのは
外部新入生の橘くん!!
ド派手にお姫様だっこでゴールです!!>
そう、志生はお姫様だっこで僕を運んだのだ。
しかも短くは無い距離を
男抱えて、しかもお姫様だっこで
走ったのに息1つ切れてないこの人は
化け物なんじゃないか?
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