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「でさ!そんときの志生!
那央のことお姫様だっこして…」
ゲラゲラ笑いながら話すハチ。
「やめなよー。空。」
止める青空。
「まぁ…でもなんか
昔にもどったみてぇだな。」
そう言う雪。
僕は皆でここにいる
この空間が昔に戻ったようだ。
言葉は発さずとも
穏やかに微笑む遥さん。
「えーっと…僕はどうして
志生の上に居るんだろうか…?」
ここは遥さんのお店 black cat。
最近では毎週末にはここに皆で集まっている。
そして志生の膝の上に
座らされる僕。
「俺はみんなの前で知らしめたのに
お前は呼んでくれなかったもんな…俺の名前。」
少し低めの声。
これは怒ってる…。
振り返れず下を向く。
「おら、こっち向け。」
「うわっ!」
強制的に向きを返られ
座りながら向かい合う僕ら。
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