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一ノ瀬 玲(3)
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「玲おはよ!」
「うっ」
通学途中に隼人と出会った
急に後ろから肩を組んでくるのは辞めて欲しい
相変わらず朝から元気そうな顔をしている
「おはよ」
「あれ?まーた喧嘩したのか。大人しいくせによく喧嘩するやつだな」
オレの腕に巻かれた包帯や顔の傷に気づいた隼人が心配そうな顔をしてくる。
「まあね。そんなことより早く行かないと遅刻する」
「お、おい。まてよ」
心配だと騒ぐ橘を軽く無視をして学校へと急ぐ
頻繁に怪我してるしそろそろ適当に流してくれてもいい頃合なんだが。こうと心配されると、オレもどうしていいか分からなくなる。
始業のチャイムが鳴り、日直が号令をかける
「起立、礼。お願いしま〜す」
『お願いしまーす』
「よし。それじゃあ授業を始める
前回の続きの二次関数からーーーーー」
教師の講義を聞かず、オレは窓の外をながめ
心の中でため息をついた
なんでオレがこんなことにーーー
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