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橘 隼人(1)
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「昨日はありがとう。お陰で熱も引いた」
ルカさんが持ってきた解毒剤と、隼人のお見舞いのお陰で回復したオレは今日から投稿することが出来た
「気にすんなって、元気になってよかったよ。
それよりお前のお兄さん、ルカさんだっけ?イケメンだなお前に似てるし」
「……似てた?」
「お兄さんも金髪に赤い目だしなんか雰囲気が似てるかな、ってあれ?何その嫌そうな顔」
「別に……」
いつも無表情だと言われるオレでも流石に顔が引つるのが自分でもわかる。あんなやつと兄弟に見えるなんて冗談じゃない。
確かに同じ金髪に赤い瞳、違いはルカさんは少しくせっ毛で髪の毛がほわほわしているがオレはサラサラストレートだし、身長はルカさんの方が10cmほど高いくらいか、あれ?ムカつくな
なんにしろあんなクズと似ててたまるか
「お兄さんは一緒に住まないの?あんなに広い部屋なのに」
「あんなのと一緒に住むなんてごめんだな」
「なんだー?仲悪いんかよ」
「良くは無いな」
「そうなんだ。僕は一人っ子だしそういうのわかんないし、むしろ兄貴とか弟が欲しかったな」
オレだって兄弟とか
家族とかは知らないけどな――ーー
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