アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
連れて行く
-
「……い、………おい」
遠くで誰かの声がする。
誰?
聞いたことがある。
「ん………」
気がつくと目の前には佐伯君がいる。
あれ、さっき帰ったんじゃ…?
「ねぇ、なんでそんな傷だらけなの?」
そうだ…
奏太君にさっき殴られたんだっけ。
思い出したら勝手にガタガタ震え出す僕の体。
傷をそっと触れられて痛いとかそういうのよりも怖くて仕方なかった。
「え、ちょっ…大丈夫かよ⁈震えてんじゃん」
「…はっ……ぐ、ふっ、はぁっ⁉︎」
まただ…。
過呼吸の僕を
佐伯君は抱えて何処かに連れて行く。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
15 / 360