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過去__9
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手伝いっていうから僕だけじゃないと思ってたのに……
部室には僕と先輩の2人だけ。
先輩は今度の天体観測の準備をしてて
僕はすることがない。
「あの…僕は何をすれば…」
「あ、ごめんね…えっと…何かないかなぁ」
これは、考えてなかったパターンだな…。
手伝いっていうのはただの口実。
今別れの話とかしたくないしされたくないから帰ろう。
「ないなら、帰ります。」
「え、いや…あのっ……」
無言で帰る支度をする僕。
先輩は僕が帰るって言うから焦ってる。
訳が分からない。
どうして仲直りしたはずなのにこんなに気まずいんだろ…
出口に向かう。
「要っ…‼︎俺も一緒に帰ってもいい?」
返事をする前に鞄を持ってこっちに駆け寄ってくる。
逃げられないな、やっぱり…
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