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過去__23
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先輩は僕を騙した。
っていうか、付き合ってるわけじゃないのにキスしたっていうところから気づけばよかった。
今ここにいる先輩は本当の弘樹先輩、本性。
僕の前での先輩は偽物だった。
ボロボロと涙が零れる。
こんな酷い人の為に涙なんて流したくないのに……
「告白したの、確か俺からだっけ?
要を騙し始めたのはそれが始まりだよ」
そんな前から、だったんだ……
付き合ってたのも遊びだったんだね。
笑ったのも
楽しい思い出も
全部全部…嘘、偽りだったんだね。
「部活で喧嘩もしただろ?あの後に好きって言って安心させて別れるのが目的だった。
その方が落ちるじゃん?その方が面白そうってなったんだよ。
そしたら要さ、思った通り絶望的な顔してくれて‼︎
俺、笑い堪えるの大変だったんだぜ?」
ニヤニヤと次々話す先輩。
それ以上聞きたくない………
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