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ずっと
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結局、僕が席に座れたのは鐘が鳴って先生が来た頃。
休み時間もあの子はずっと佐伯君の所に来て
僕には何も言わず、席に座ってお話していた。
僕は何も言えないから黙ってよける。
何も言えないこと知ってて……
否、嫌なら僕が何か言えばいいんだよ。
言えない僕が悪い。
女の子にさえ話しかけられないなんて……
佐伯君もあの子とお話してる。
話すのはだいたいあの子で
佐伯君は頷いたり、相槌をたまに打つ。
遠くからだから何を話してるのかは分からないけど…楽しそう
廊下から見てそんな事を思っていると
「佐伯君、転校して来てすっかり人気者だよね〜‼︎あたし、ちょっと気になるかもっ」
「え〜まじ⁉︎まぁ、かっこいいもんね〜」
って言いながら通り過ぎて行く女子達。
人気なんだなぁ……
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