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そのまま1日が過ぎた。
放課後こそ…って話しかけた。
「あのっ……佐伯君……」
だけど僕のちっさい声は佐伯君には届かなくて代わりにあの子の声が佐伯君に届いた。
「柊君、一緒に帰らない?」
「ん、いいよ」
僕には向けたことのない笑顔をあの子には向けるんだね……
2人が帰ってしばらくした後
1人で駅まで歩いた。
途中、雨が降ったけど気にしないで歩き続けた。ずぶ濡れの僕を白い目で周りは見たけどどうでもよかった。
家に着いても、何もする気が起こらなくてすぐに布団に潜り込む。
布団に入って涙が溢れた。
また……1人に戻ったんだ…………
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