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忘れたの?
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すぐに腕を後ろから掴まれる。
誰だよ⁈邪魔すんな、今は本当にこんな所で足止めくらってる暇なんて………っ‼︎
振り返ってドキッとした。
「亜実………」
「柊君忘れたの?約束。
要君の写真、皆に公表するけど?」
こいつの言葉で思い出した。
そうだ俺……要のこと守んなきゃいけないんだった。
あいつの写真、ばらまかれないように離れたんだった。
俺は要といちゃいけないんだった。
再確認させられた。
振り返るとまたあいつ。
さっきからよく要のとこにいる。
チーム教えたり、ニコニコしたり……
あいつが要を抱えながら呼びかける。
「進藤君っ…⁉︎進藤君‼︎進藤君‼︎‼︎」
頬をペチペチ叩きながら呼ぶ。
中々目を覚まさない要に周りが集まる。
俺は……あの中にさえ入れない。
遠くからしか見れない。
ちゃんと本気で要から離れなきゃいけない。
そう決意せざるを得なかった。
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