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現役の警察は元警察の犬を愛している 1
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「え?」
「ん?」
「い、いや『ん?』じゃなくて。今の電話、何?ひょっとして腰抜けさん?」
「違う。あいつはもう、腰抜けなんかじゃない。俺がいない時、俺の代わりにしっかり部下を支え引っ張っていた。陰ながら誰よりも努力し成長した、俺が1番信頼できるあいつだから頼んだ」
嘘だけどな。
ミナギは風邪なんて引いてない、元気だ。俺を襲うほどに元気いっぱい。だが、明日には元気じゃなくなるかもな。
結婚して子供もできて幸せいっぱいのあいつとの通話を終了して、フッと笑う。ずっと見てたさ、あいつの頑張りを。
俺からずっと「腰抜け」と呼ばれて、案外気にしているんだもんな?それで、同期で大出世した俺に実は嫉妬していて、ひっそりと毎日猛勉強したり柔道や剣道の特訓をしていたり。
1人で頑張っていると思ってただろうけどな、誰かしらが見ているんだよ。そんで、俺に教えてくれる。誰もが認める努力家。
その結果が、俺が留守にしている間に発揮される。事件が起こるたびに現場に走る部下とは違って留守番での情報処理が多いあいつは頭がよくキレる。
過去の事件のデータを調べ覚えているから、あらゆる情報から事件解決へと導く才能がある。俺が保証してやるよ。
だから、明日から数日は頼むな。俺は、ミナギを幸せいっぱいにしてやるから。ミナギだけじゃない、俺も幸せになる。
「ミナギ、俺は今からお前を抱く。その準備をするがナカの洗浄、自分でできそうか?俺が手伝ってやってもいいが、見られたくないだろ?」
スマホの電源を切って、ネクタイを取っ払いながらそう言うとシーン。ミナギが、ポカーンと口を開けていた。じゃあキスでもしてやるか。チュッ。
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