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現役の警察は元警察の犬を愛している 3
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「見たいから。その……柚樹さんの顔、見ながらシたいから。だから、電気は消さなくていい……」
なんだ、可愛いじゃないか。息をのむほどに可愛い、不意打ち。
「見て?僕を……僕だけを見て、柚樹さん。初めてだから怖いけど、柚樹さんだから頑張れる。ずっと我慢してきたんだ。こうやって、ちゃんと柚樹さんに触れたいって」
静かに紡がれた言葉は俺の耳、というよりも心に直接吸い込まれた。ユルユルと伸ばされたミナギの手が、俺の頬に触れる。
フッと微笑んで、頬を撫でた。華奢なミナギの手に俺の手を重ね、頬から口元に寄せて手の平にキスしてやろうとしたら。スルリと滑り落ちた。
そのまま俺の首、鎖骨から胸へと撫でていき止まったのは。心臓の上。
「ドキドキしているだろ?そうさせてんのはミナギ、お前だよ。好きだ。お前の全てが魅力的過ぎて、しかも今のセリフはヤバい。あんまり煽るな」
「きゃー、僕を襲いそう?クスクスッ」
「笑い事じゃないからな。ドキドキしてんのは心臓だけじゃねぇってぇの。ほら……わかったら、もう煽るな。大人しく、俺にされるがままでいろ」
からかい笑う余裕があるのか。その余裕、なくさせてやる。グッと腰を落として、ミナギの腹に俺の下半身を押し付けてやればさすがに。……と、思ったのに。
「っ……やだよ。僕も、柚樹さんと愛し合うんだ。僕が華奢だからって、手加減なんてしたら許さないから」
そう言ってミナギは俺の首にしがみついた。両腕を回して、俺が慌てて両手をマットに突っ張らないと押し潰していたな。それくらいいきなり、ぶら下がってきたんだ。
しかも唇を重ねて、ペロッと唇を舐めてから離すとか。してやったり、というような、けれど恥ずかしくて赤くなった顔で笑う。
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