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淫魔の血を引いていた俺が、学校一の人気者にハメ倒されちゃった話
学校一の人気者との出会い
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うちの高校では、部活動か委員会に所属することが必須となっている。俺は覚醒がいつ起こるかわからない不安から、部活動の選択を泣く泣く排除した。そうして選んだのが保健委員だった。
何があってもいいように、というと頭を抱えたくなるが、致し方ない。もし事が起こってしまうのならばベッドの上がいいという後ろ向きな考えから、保健室に出入りするハードルを低くしようという狙いだ。
狙いはそこそこ上手くいっていた。養護教諭の百合子先生と仲良くなり、先生が不在の際は保健室を任されるようになった。
昼休み、俺は保健室でぽつんとひとりで昼飯を食べていた。
保健室の出入りは決して多くはないためとても静かだ。その上夏は涼しく、冬は暖かい。目的が目的だっただけにあれだが、今となってはしっかりお気に入りの場所である。好きなときにベッドでごろごろできるというメリットも大きい。
コンコン、とノックの音がして、俺は箸を止めた。人が来ないと油断しているときに限って人がやってきたりする。そういうものである。
「失礼します」
「はい。……あ、黒畑」
「お。ひとり?」
控えめなノックの後、入ってきたのはクラスメイトの黒畑だった。
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