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プロローグ
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屋上で一人、絵を書く。
涼しいし静かだし僕は好きだ。
シャッシャッ。
こんなもんかな!
やっと書けた花の絵。
「うん!上出来!」
僕はノートをしまい、寝転んだ。
「眠たい、、、」
なんか風にあたり続けると眠くなるよね~。
目を閉じた瞬間、
僕の眠気を吹き飛ばすような音が聞こえた。
「滝、、、、あっ、、、」
「黙りなよ?龍」
「んっ、、、ふっ、、、」
僕は近くで声が聞こえていると
すぐ分かりその場所へ行った。
チラッと見てみると
男同士でキスをしていた。
「!?」
僕はその光景に吐き気を覚えた。
すぐに戻ろうとした時、
後ろから声を掛けられた。
「ね、、、ぇ、。きみぃ、、あ、、ん、、、。見たで、、、しょ?」
!?
ヤバイばれた!?
僕はおとなしくその場へ行く。
「うぅ、、、。」
「君、、可愛いね」
「龍、、、俺ヤキモチやくぞ?」
「あっ!?」
すると、滝という人は龍という人と激しくキスをし始めた。
僕は二人が気づいていない時に走って屋上から飛び出した。
階段を一生懸命降りて行く。
「はぁ、、、はぁ、、、。」
どうやら、あの二人にはばれなかったみたい、、、。
疲れた、、、。
走り過ぎたのかな?
途中で転んだし、、、。
でも、あの状況は逃げないといけなかった!
どうしてもね!!
僕は一時間目の授業の準備をする。
自慢ではないけど、クラスでは真面目な方だ。
皆には頭いーとか思われてるけど、よくない。
授業を聞いたってなに喋ってるの?それ日本語?ぐらいの授業で、、、。
これくらい頭が悪いんです。
、、、
一時間目は英語、、、。
僕が一番嫌いな教科だ、、、。
後ろの席をチラッと見てみる。
うぅ、、、傘音君、、。
羨ましい、、、。
じっと見すぎたのか傘音君は、
「なに?」
と話しかけてきた。
「いっ、、いや!なんにもないよ!うん!ないない!気にしないで!ていうか別に羨ましいなんて思ってなかったから!うん!」
動揺しながらも否定する。
頑張って頑張って、、、。
「そう。」
傘音君はしらーっとした雰囲気で本を読み出した。
、、、聞いてなかったのかな?
僕の話、、、。
まぁ、いいや!
マイペースにいこう。
準備が終わったから、友達の所へ行く。
『あのさぁ、巨乳好き?』
心友の山田君がそんな事を言っていた。
僕は顔が赤くなった。
なんて話をしてるの!!
「慎司!」
「あ、溯。」
「あ。溯じゃない!」
「どーした?」
「巨乳好き?じゃない!お、、、山田君なんかもう友達じゃないよ!変態!変態!変態ぃー!」
「なっ、、なんだよ。中2がこんなこと考えていてもいまどき珍しい訳じゃないんだしさ。」
、、、確かに、。
そうかもしれないけど、、。
「僕はいやらしいことが嫌なんだ。別のところで話して。」
僕はいやらしいことが嫌いだった。好き嫌いくらい皆にもあるだろう?
「なんだよー今日は不機嫌ですね溯坊っちゃま」
すると慎司はにやりと不気味な笑みをした。
まるで僕をからかっているかのように、、、。
「もう!」
僕は教室にいるのが嫌でまた屋上へ行ってしまった。
するとまだいちゃついてる人達がいる、、、。
もぅ、、、、。
今日は本当ついてないなぁ、、。
僕は青い空を見上げた。
僕の機嫌は曇りなのに、空はいい天気ですよ。みたいな感じに表している。
本当に、、、ついてない、、、。
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