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家庭科室
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「兄弟みたいね。」
「「え?」」
「だって兄弟みたいな喧嘩してるもの。」
え?お姉さん、、、。さっきの短い会話で兄弟喧嘩って、、、。
しかも喧嘩なんてしてないし、、、。
僕は変な人だなとは思わずに、
面白い人だなと思った
「こいつとは、クラスメイトですよ。」
冷たく発言した。
「うん。分かってるよ。ただ兄弟みたいだな~って!」
「、、、、あっそ。」
「、、、、、、、。」
なんなんだろう、、、。いきなり空気が重くなった気が、、、、。
「まあ!とりあえずケーキでも食べましょう!」
重たい空気を軽くするように女の人はそう答えた。
「あっはい!」
僕はその迫力に負けた。
「あ、俺パス。」
「甘いものは嫌いだもんね♪」
へ、、、へえ~、、、、
傘音って甘い物は嫌いなんだ。
別にどーでもいいけどさ!
「、、、、んっ、、、。美味しい、、、、。」
「本当!!頑張って作ったの!嬉しいわ!美味しいなんて言ってもらえて!頑張ったかいがあったわ」
「はい!」
なんか落ち着く。
甘さが控えめなケーキ。
スポンジがふんわりして、、、。
生クリームもふんわりしてる。
プロ並みの美味しさ、、。
「さすがパティシエ」
「あれ?傘音も食べてたんだ。」
「食べちゃ悪いか?」
「いや、、、さっきいらないって言ってたから、、。」
「お、、、、いっ、、、、、」
「え?」
「お前が美味しいって言ったから、、、、、」
「あ、、、そうなんだ、、、
ってパティシエ!?」
「そうよ?」
「バイト禁止じゃ、、、」
「内緒で」
人差し指をトンと口に当てる仕草が可愛くて少しだけドキっとした。この人は綺麗だから
モテるんだろな。
とか、さっきまで考えてなかったことが思い浮かぶ。
「あ、、、チャイムがなるから解散!えっと、、、名前は?」
「溯、、、、、。」
「溯君ね。よかったら部活に入ってね。」
うん。絶対に入る。
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