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神通力えっち
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「はぁ、はぁ」
目の前に好きな人がいる。人では無いが、容姿はそっくりそのままだ。何十回も、何百回も犯される夢を見てきた。
「自分で弄っていた? すんなり入るが」
ぬぷぬぷ、と劉星が指を出し入れをする。一本だった指が二本に増えた。グチュグチュと卑猥な音へと変わり、腰が抜ける。
「あ…」
自分のではない指は意識してないところに進む。力強く前立腺を擦られれば、気持ち良くて涙が出た。口はだらしなく開き、声が漏れる。
奥へ、奥へと進む指。怖くなり、身をすくませれば、漆黒の羽が蓮を包み込む。
羽の力で抱き上げられた。騎乗位の体位になる。漆黒の色とは裏腹にあたたかい体温を感じた。蓮は寄り添うように、羽に体重を預ける。顔を上げれば、三白眼の瞳と目があった。
「蓮」
劉星は蓮にキスをする。
今度は羽ではない、あたたかいものを後孔に感じた。劉星の楔だ。楔を当てられただけで、後孔はヒクヒクと飲みこもうとする。とろとろになった後孔は劉星の楔を受け入れた。
「……あっ」
一瞬、息ができなくなるほど強い衝撃を感じた。中を擦るように出し入れされれば、気持ち良くて腰が浮く。蓮は、びゅるるっとあっけなく吐精した。
それでも劉星は止まる気配がない。
「ま、待てよ。はじめてなんだってば!」
止まらない劉星に蓮は殴りかかる。劉星の漆黒の瞳が紅蓮に変わった。神通力でも使われたように、蓮の身体は動けなくなる。
「何か変な技を出したな! ずるいぞ」
口だけは動かせるようで、ギャンギャンと蓮は叫ぶ。だが、それもすぐに無くなった。劉星の律動が早くなったからだ。その間もずっと、蓮はイき続けた。
「あっ、あっ、もうむりだから」
潮を吹いてようやく劉星の楔から解放される。抜く瞬間も、違う快感で気持ちがよかった。
「……俺、今お前に殺されかけた」
ヒクヒク、と後孔は限界を訴えかけていた。劉星は返事をするように、抱きしめてくる。
快感の涙を流していれば、劉星がキスをしてきた。劉星のキスを合図に動かなくなった身体の感覚が戻ってくる。
「劉星! 次、変な力使ったら帰るからな」
再び劉星に殴りかかろうとした。だが、できない。劉星の瞳は紅蓮の色ではなく、漆黒だ。人ではないと理解していても、大好きな人の顔を殴ることはできなかった。
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