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天狗の餞
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「あっ、あっ、んんっ……」
いつもより大きな声で、蓮は喘いだ。家がなくなり、無防備な状態での青姦。
隣に建つマンションのベランダから人が出てくる。蓮は中を引きしめながら、劉星を抱きしめた。
「どうした?」
劉星は悪戯な笑みを浮かべる。
「そ、そこに人が……」
抱きしめながら指をさす蓮。
「バッ! バカッ!! ちんこおっきくしてどうすんだよ!!」
蓮は劉星の頭を叩く。劉星はククッと笑いながら、腰を突き上げた。
「あっ、あっ、まって、ごめん、叩いてごめんってば……」
涙目になりながら、劉星を抱きしめる。蓮は甘えてるつもりだったが、密着することで刺激は大きくなった。
「いっ、いっちゃう、いくっ……!」
びゅるるるっと勢いよく蓮の白濁が飛んだ。それと同時に劉星も射精する。
「あっ……」
蓮の身体が熱くなった。ドクン、ドクンと心臓が興奮している。劉星の精液を待ち望んでいたように蓮の身体全体が脈打つ。
「な、なんだこれ……」
脈打つのは下半身も例外はない。蓮は吐精直後だと言うのに、また吐き出す。ヒクヒクと、先端から糸が引いていた。
「はぁ、はぁ、はぁっ……」
日が沈み、夕方になる。夕焼け名残の赤さが二人の身体を照らした。
「家は無くなってしまったし、黄昏時だ」
劉星は蓮に鼻をなすりつける。鼻と鼻が重なった。蓮はなぜ鼻を擦られるのか、わからない。
「これが、天狗の花(鼻)向け」
劉星の吐息が当たるほどの近距離。恥ずかしくなったのか、顔を赤らめて離れる。
「そういうとこ好き」
蓮は劉星に抱きつき、また鼻を合わせた。同じ行為をすることで、もう一度どこかで会える気がしたからだ。
一週間も経たない内に天狗の神隠しは終わった。
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