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その後、天狗の食事【壱】
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危機が去って安心したのか、グーッとお腹が鳴る。劉星も返事をするような感じでお腹が鳴った。
「天狗も腹が減るんだ」
「当たり前だ。元、人間だし」
「帰ってなんか食べよ」
家はなくなってしまったし、どこに帰るのかわからない。だが、劉星はどこか目的地があるのか迷わず飛んで行く。
「そうだな、蓮の手料理が食べたい」
「手料理?!」
「人間の味に例えるなら甘めで薄味であっさり風味」
「なにそれ! 難しっ!!」
現実逃避に料理を極めた時期はある。だが、天狗の口に合う料理なんか使ったことがない。
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