アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
その後、天狗の食事【参】
-
「蓮の分は?」
「いいよ。俺は」
「腹が減っておらんのか?」
「いいや、減ってるよ」
「それなら、なぜ……」
「今は劉星に食べてもらう方が満たされるんだよ」
「なにも食べていないのに?」
「別にいいだろ。劉星は腹が満たされるんだから」
すなおになれない自分が嫌になる。普通にたくさん劉星に食べてほしいからって言えばいいのに、恥ずかしくて言えない。それでも、劉星は気持ちを読み取ったのか「じゃあ、いただこうとするかの」と得意げに笑った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
13 / 16