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「うぁ〜〜飲んだぁ〜…」
あの後幸に何度も静止されたが、生ビール、ワイン、ハイボール、日本酒とどのくらい飲んだかも覚えてないくらい酒を飲んだ。
店を出た俺は駅まで酔い覚ましの為歩いて帰ると幸に言い、幸も駅まで来ると言ったが同棲中の彼女が家で待っているんだからさっさとタクシーで帰れと言い残して千鳥足で駅に向かって歩いてる。
「あー明日が休みで良かった、やべぇ、ほんと飲みすぎて、グラグラする…」
駅まであと5分くらいの距離が、凄く遠く感じる。
酒が弱いのに、忠告を聞かずにガバガバ飲んだせいか
頭が痛い、何だか気持ち悪くなってきた…
(くそ俺もタクればよかった…)
俺は、電柱に寄りかかり目を瞑って酔いが覚めるのを待つ事にした。
どうせ明日は仕事もない、予定も無い。
ここで酔いを覚ましてから帰っても、家で誰かが待っている訳でもない。
目を瞑りながら頭の中で考え事をしていると、酒も入っているせいかどんどん本当に瞼が重くなってきた。
(やっべ、こんな所で寝るのは汚ねえし、さっさと帰りてぇ)
「あのーお兄さん、大丈夫すか?」
「うぇっ?」
急に肩を揺さぶられ、低い男の声が聞こえた事にびっくりした俺は間抜けな声を出して重かった瞼がバチっと開いた。
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