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「まあいっすよ大した事してないんで。
それよりも真紘さんにお願いがあるんですけど」
「あ、うん、何なりと」
「何でそんな畏まってんすか。
服、何か貸してくれませんか?俺の昨日着てたやつは
汗かいてて嫌なんで。」
「ああ、いいよ。俺の服で良ければ。
そこのクローゼット開けたらあるから、好きなの着たらいいよ。
すまん、俺はちょっとトイレに行ってくるから着替えたらリビングに来てくれるかな?」
「りょーかいです」
そう言い残して、俺は足早に寝室を後にした。
「はーーーーーっ良かった………」
リビングのソファに全体重を乗せ、深く息を吐く。
本当に良かった。
いやまあ別に俺は女の人も、男は…経験がない事はないけど、でも本当に良かった。
正直肉体関係が出来てしまうのは非常に困る。
過去に何度か女性と付き合った事はあるが、付き合っていく内にだんだんとその人に依存する傾向があるのだ。
それでも俺は体を重ねてもそれはただ性欲を発散するだけの行為であって心から信頼出来るからしている訳でもない。
人間の三代欲求を抑える事は難しい。
交際したからといって信頼している訳でもないが、求められれば体を重ねる。
回数が増えれば増えるほど、依存はするが、依存しているのは体のみ。
相手の心まで欲しいとは思わない。
本当に難儀な性格だ。
その為俺は特定の相手をここ4年作らず、欲が溜まれば適当にサイトで相手を見つけてワンナイトを不特定多数と繰り返している。
それも相手は女の人だけと決めていたから、佐藤くんには悪いが男だけは避けていたから、本当に本当に何もなくて良かった。
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