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「あ。」
数分悩んでいた佐藤くんが声を出した。
何かを思いついたように、ズボンのポケットからスマホを取り出した。
「真紘さん再来週の土曜日って予定あるんすか?」
「再来週?いや…特にないけど」
再来週も何も休みの日は朝から晩まで家にいる事が多いし、遊びに行くような相手もいなければ体力もない。
「そすか。じゃあ再来週土曜日開けたまままで。
それと連絡先教えてください、待ち合わせ場所と連絡取れる方が都合いいんで」
「え、連絡先か?」
「はい。嫌すか?
嫌なら用がある時毎回俺が真紘さんに会いに来ましょーか?」
「あ、いや、それはもちょっと…」
「はい。俺もそれはめんどくさいんで、電話番号とLI◯E交換しましょう」
…背に腹はかえられぬってやつか。
住所を知られたとはいえ用がある度に佐藤くんに来られても困る。
なるべくならお礼をしたらすぐきに終われるようにしたいしな…
連絡先なら仕事が忙しいやら、携帯をなくしたとか理由つければ疎遠になるだろうし…
「分かった。じゃあ、携帯の番号言うよ、080ーーー」
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