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あれからあっという間に日が経った。
そして明日が約束の日だ。
「うぁーーーそろそろ上がるか」
仕事をひと段落させ、明日の約束の為に帰り支度を取る。
「じゃ、すいません先に上がります」
「はーいお疲れ様です!
あれ渡辺さん今日は定時なんですね、珍しい!」
「ああ、はい。明日予定があって朝早いんですよ」
「へぇ〜そうなんですか!明日はいいお天気らしいですから、お出かけ日和ですね。
ではお疲れ様でした」
「うん、お疲れ様でした。」
真向かいにいる同僚に軽く挨拶をして、会社を後にした。
(そう言えば佐藤くん、明日はJRに着いた後の行動っていうのは何か決めているのか??)
今更になって気づいたが、明日は時間と場所のみ指定があっただけでどこに行くか何をするかとかは聞いてない。
「一応LI◯E入れとくか…」
ポケットからスマホを取り出し、佐藤くんにLI◯Eを送る。
『こんばんは。
明日の事で聞きたい事があるんだけど』と短い文章を送り、返信が返ってくるのに時間がかかるだろうと思いポケットに入れようとした直後、
ブーー…ブーッブーッと、長くスマホが震える。
スマホの画面を見ると、
『佐藤悠都』と名前が表示され、電話が来ていた。
「おおちょうどいいやLI◯Eで話すより、手間が省けた」
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