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「そうだなぁ…どっちも大切なのは分かる、
だけどやっぱり自分自身の幸せと、相手の事を考える事は悪いことじゃない。
双子達にはきちんと話をすれば分かってくれるんじゃないか?
元々長く同棲してた恋人がいるのは知ってんだろ?」
他人の俺がどこまで口を挟んで良いのかは分からない。
ただ幸自身も自分の幸せを考えさせたい。
このお人好しの堅物コミュニケーションおばけには
そのくらい言わないと自分の事は二の次、三の次になるからな。
「まあ高校の時に何度かは会った事あるし、同棲してる相手が藍里なのも知ってたらな。」
「なら、話をしろ。
んで問題は話をした後だな、両親不在中なら元々の家に帰るか学生寮、アパートで暮らすのはどうなんだよ」
「双子達の家は学校からかなり遠いから家はダメだな。
学生寮は今空きがないらしい、アパートは検討した事
なかったからまずはそこだな」
「おう。学生アパートで駅から近くて、家賃もお手頃なら双子達の両親も子供のためなら大丈夫なんじゃねーの?」
そう、俺が今住んでいるマンションだって元は悠都が
ピックアップしてくれた所だが、学生も住んでいて
駅から少し離れているものの家賃も相場よりかは安価なのだ。
「確かに、じゃあそのアパートのピックアップをして
みるか…」
幸はブツブツと独り言を言いながら、「じゃあこれかはこうして…」「いやまず藍里にも…」等考えモードに入っている。
そうなれば後は話が早い。
元々幸は頭の回転が早いから効率も良いから早い段階で結果は見えてくる筈だ。
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