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気を取り直して、さぁ飲もうかとメニューを開いた時
スマホがブブッと震えた。
メニューを閉じ、スマホの画面を見ると、悠都からLI◯Eがきていた。
『こんばんは🐸 今家いますか?』
…何でこんな独特な絵文字をセレクトするんだろう。
絶妙にダサい絵文字のセレクトに、ふっ、と笑みを
溢す。
「どうした? 何か面白い事でもあったのか?」
「ああ…最近よく連絡取り合ったりする子がいるんだけどLI◯Eの絵文字が絶妙にいつもダサくて」
「へぇ〜珍しいなお前がそんな連絡取り合うなんて」
「それは俺もそう思う、その子と話してると自分の事着飾らなくていいから楽なんだよ」
「え、あんなに他人に興味なくて胡散臭い笑顔を溢すお前が?」
幸はえらく驚いた様子で俺の事を見る。
胡散臭いとは失礼な…
(まぁ…確かに他人に興味は無いのはそうだな。
俺にとってはどうでもいい他人がどうなろうが関係ないから。
けど悠都は別に興味あるとかないとかじゃないんだよな…
単純にあいつと一緒にいると自分でいられる、何より
……)
「……は??」
「え?」
いや、いやいやいやいや。
待て、俺今、何を言おうとした??
何で、どう言うことだ、そんな感情悠都に今までなかった筈だ。
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