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次の日
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昨日はあのあと晩の8時頃まで寝てた。
起きても全身まだ痛かったけど、昼より遥かにましやった。
マッサージとかしてくれたらしい。
赤くなってた手首と首には、白い包帯が巻かれてた。
申し訳なくなったんか、直也が無理矢理した色々のことで謝ってきた。
もう過ぎた話やしええよって言いかけて
…あぁでも、
精液ってあんな苦いねんなぁ…
とちょっと思い出してしまったから
「いつか俺のも飲ましたるわ」って
わざと舌舐めずりして挑発的ににやっと誘惑してみたら
一瞬欲しそうな顔したのに、ふっと我に返ったみたいに「お断りします」やて。
なんやねん、ノリ悪いなぁ…
ちょっと拗ねてたら奏が声かけてきた。
「どしたん、奏?」
「あのっ…お、俺とも、また…してくれます…か?」
上目遣いに涙目に頬染めて……
あっざっとっ!!!ぶりっこみたい。
それを素でやる辺り天然って怖いわ…
「もちろんええで?またやろかぁ」って笑いかけたら、ぱぁぁって明るくなってふにゃっと笑ってた。
その後はダラダラと過ごしてまた夜中の1時くらいに寝た。
んで、今日は。
昨日サボったし…と思って、直也の車で送ってもらって学校に来た。
俺運んだの運転手なんやっけ…と思って見たら、ガタイのいい筋肉質の男らしい人やった。
俺、余裕で運ばれたんやろなぁ……
なんかちょっと悔しかった。
正門で車降りて教室向かいだしたらまた何人かの生徒に囲まれて、そのまま直也と奏とは別れてしまった。
手首はシャツで見えへんけどどうしても見えてまう首の包帯のこと聞かれたけど
「ナイショ」って唇に指当てながら微笑みかけたったら頬染めて黙ってもた。
…これは使えるな、覚えとこ。
教室入って、あいさつ適当に返しながら自分の席に向かった。
窓側一番後ろ、その自分の席についたら周りにおる生徒をのけながら来た一人。
それは、溢れる幸せオーラを隠そうともしないで満面の笑みをたたえた
同じクラスの腐男子こと、秀丸やった。
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