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謝罪の真相 金城サイド~R18腐二次創作弱虫ペダル金城目線
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その男は花を持って見舞いに来た。
小田原駅で買ったという花はぐったりしおれて、薔薇だか百合だかさっぱりわからなくなっていたが、不器用な努力が嬉しかった。
階段を落ちそうなとき、とっさにどこかに掴まろうとして、思わぬものを掴んでしまうことがある。
丈の短い箒とか、物差しとか。
あの事故は、そういったものだった。
練習休んで、電車乗り継いでまでして来るほどのことではないのだ。
当然話すことはない。
君はトレックに乗っていたのか。
俺はジャイアントだ、とか、そういう間柄ではない。
バツ悪そうにベッドサイドに座っていた福富は、ついに立ち上がった。
「そろそろ失礼す…」
『る』という前に、花瓶が倒れた。
ベッドとサイドボードの間に、花瓶の水はこぼれたが、花は俺に降りかかった。
「金城。金城きれいだっ」
突然福富は変にしゃがれた声になって俺に覆い被さってきた。
「おいよせ福富、福富っ、福っ!」
縦縞のパジャマが引き剥がれる。
まだあの傷の痣や生傷がひりひりする俺の肌を剥き出しにしてそこここに、やつの唇が這いまわる。
傷の痛み、骨の軋み。
構わず福富は俺のその場所を探り当て、上ハンを、下ハンを、自在に握るその指を突き立ててきた。
俺の躰がぎくんと反り返り、痛みが反動で身を縮ませる。
その隙を突くように福富は、指の全長をやすやすと、俺のそこに沈めたかと思うと、小刻みな動きで俺を、男など味わったこともない俺を翻弄し始めた…
「つっ、うっ」
「おまえの呻きは…甘い…」
恥知らずな言葉に顔からは火が出そうだが、どういうことだ俺の肉体は、一点に血液寄り集って、福富に歓喜を伝えている。
その様を目にして奮い立っているのだろう、福富の屹立もまた、彼の下生えを大きく突き破って猛っていた。
その偉容!
同じ男ながら圧倒され尽くしてしまうほどだ。
「そういうのは…詫びにならんと思うが」
乾いた唇を引き剥がすに近い呟きで、やんわりとなじってみるが、
「俺も思うが…止まらん」
俺を横位に置いてから、やつは初めて指を抜き、素早く自分をそこに宛てがって、ひといきに俺を貫いた!
まるで素早く行えば赦されるかのように。
だがあの大きさだ。
どこの誰が赦すと言うのだ。
「くうっ」
思わず苦悶の声を上げるが、福富寿一、この猿野郎は熱い息を吐くばかりで、俺を獲物として味わいさえしていた。
「熱い穴だ」
「コメントはいい」
「おまえ、誰か…」
「俺は誰ともこんなことはしない」
「俺はする。はしたないほど誰とでも…」
そのようだな。
俺の呟きが聞こえたかどうかは不明だったが、福富寿一は明確に、意思を持って動き始めた。
「うっ、ううっ」
ゆっくりした抜き差し。
なかがこすれる感じの中に、快と不快がまざり合う。
「楽、しむな。衝動なら…許してやらんでも…ないが」
「衝動だ。が…えらく…吸いつくな」
「うっ」
「感じたな。ここか」
「あっ」
「いい声だ」
低く囁かれる屈辱。
屈辱でありながら快感でもあり、俺はいつしか煽られて、肉体に歓喜を得始めていた。
「うっあっ、ああっ」
「金城、金城、金城っ、」
福富は俺の名を連呼している。
間違いなく昇りつめている。
くる!
「うおおおおおおおおおっ!」
なかに放たれた…
かれは自分を抜き出しつつ、
「すまんっ」
詫びることばも本心だろうに、何てことだ。
偉容は殆ど衰えていない。
「きっ、金城!」
かれは俺の尻頬を掴み、再びそこへ押し当てた。
「!」
二度めは駄目だ、駄目だ無理だっ!
そう思っている間にぐいっと圧がかけられた。
「うああああっ」
うめく俺にかまわず、やつは再び挿入し、今度は荒々しく攻め立ててきた。
「き、さ、ま…っ」
絞り出すような口調で言ったが、返ってきたのは発情した雄の、荒々しい鼻息だけだった。
「金城っ、金城金城金城っ!」
華々しく、本当に華々しく、福富は放って果てた…
そして事は…
これだけでは済まなかった…
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