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三人三様14 捜索~R18腐二次創作弱虫ペダル福新泉、泉田目線
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ダアル戦争の終結から三ヶ月。
隼人の行方は杳として知れなかった。
世界中から目撃情報が入る。
でもガセばかりだ。
それでも待つ。
それしかすべがないから。
次こそは。
次こそは。
次こそは隼人につながってくれ‥
活きた情報は何もない。
十九個目の目撃情報の人物が、新開悠人だったとき、さすがの僕もその場に膝から崩れ落ちた。
かれの走りに魅入られた。
見てるだけで胸が高鳴った。
バキュンされるたびにフランクの奥で心臓がバクハツしそうだった。
抱きしめられて、愛されて、人生賭けて恋して…
今ここにいる。
会いたい。
抱きしめたい。
抱きしめてあげたい。
それなのに…
目覚めた僕の枕許には主将とゆーとがいた。
ゆーとはまっ赤な目をしていた。
「十一年か。かなわねえな寿一っちゃん。ずっと三人でいたんだな。あんなことあったのに」
「子供にはわからない」
「もう子供じゃない。けどあんたらからすれば、俺は一生子供なんだろな」
勇人そっくりの瞳に涙浮かべて、悠人は僕や寿一を見る。
そのとき寿一の携帯が鳴った。
「はいもしもし。えっ? それで…?」
携帯を切った寿一の手が震えている。
「サウジへ飛ぶ。塔一郎。どんなことにも驚かずにいられるか?」
僕は強く頷いた。
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