アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
俺の練習
-
なんてこと、叶うわけもなく、いつも通りに俺の日常は進んでいく。
そして放課後の部活。いつも通りバスケの練習に人事を尽くす。
走り込みに筋トレに基礎練習。その隣にはいつも高尾がいる。
俺に負けたくなくて必死についてきているのだろう。
そして今は、高尾との最強の連携プレー -空中装填式(スカイダイレクト)3Pシュート- の成功に向け猛特訓中だ。
あと、あともう少しで、できるはず…
「あ…」
「…!」
「…や、やった…やったぜ!真ちゃん!!」
飛びついてくる高尾、目を丸めるチームメイト達。
ついに、やった…!
「クッソお前ら息ぴったりすぎかァ?焼くぞ?」
「ちょ、理不尽っす宮地さん!!」
「お前ら、すごいよ。よくやったな」
「最高だぜお前ら!」
先輩やチームメイトから祝福の言葉を受け。
黙りこくっている俺に高尾が顔を覗き込み、ようやく
「真ちゃん?」
「フン…人事を尽くしたのだから、当たり前だ」
「ほんとは超嬉しいくせに〜!」
訂正、こんな日常も悪くない。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 5