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俺の家庭
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部活が終わり、いつものように高尾とともに帰り、家路につく。
「ただいま」
と玄関を開け声をかけると
「おかえりなさい!」
小6の妹が笑顔で出迎える。
「ご飯出来てるよ!早く早く!!」
「少し待つのだよ。着替えてくる。」
手を引っ張り早く早くと言う妹をなだめすかす。
実はこの俺のたった一人の妹は、俺と血が繋がっていない。
再婚した、今の父の連れ子だ。
だが血が繋がっていなくても大切な、可愛い妹だ。
妹の顔を見ていると自分の汚れや辛さを忘れていられる気がする。
今の父も本当に良くしてくれ、実の子のように俺に愛情を注いでくれる。
母も、あんな事件があった後も変わらず愛してくれた。
本当に、家族には感謝している。
いつか必ず、恩返しをしなければ。
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