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「浩志…!」
「お?冬夜どうした?」
神戸が何か言いかけた時、急に後ろから声がした。
「何回もノックしたのに…気付かないから入っちゃったよ」
「わりー!ちょっとな?」
そう言い俺の方をチラッと見た神戸。不意に冬夜と呼ばれた奴を見れば俺を少し睨んでいるように見えた。
「…作業、終わった?」
「ん、さっき片付いた」
「お疲れ様。最近疲れてるんだから昼休みまで休んだら?」
「おー、そうするわ」
「…生徒の処分か何か?」
俺を見てから神戸に向き直す。
「んー、まあ、そんな感じ?」
「それはもう体育指導科に任せたらいいじゃん」
「そー言うなってー、俺がやりたいからやってんの」
生徒の処分を自分でやりたいって…。
神戸の腹黒さに呆れた。そしてまた冬夜という男に睨まれた。
「あ、理央。こいつは生徒副会長の笹原冬夜ね」
「あ、ども…」
「……」
おいおい、シカトかよ。まあ、別に気にしないけど。明らかに俺に対しての態度が神戸とは違う気がする。
「よし、今日はもう帰っていいよ」
「…今日はって、やっぱりまた来なきゃいけないのかよ」
「うん」
面倒だなと思いながら生徒会室のドアに手をかけて出て行こうとした。視線を感じて振り返ればまた笹原に睨まれていた。……なんだよ。感じ悪っ。視線をズラして神戸の方を見ればニヤニヤしながら俺を見ていた。…うざい…。深いため息を吐きながら生徒会室を後にした。
「浩志…お遊びも程々に」
「えー」
「……」
「分かってる分かってる、でも久しぶりに面白い奴見つけたから遊んでみたくって」
「はぁ…」
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