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非模範的保健医
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「う……」
なんか頭がボヤーっとする。
って、
「は?!」
さっきまで確か露天風呂に入っていた。それで翔達が先に出てって俺は残って___...
何で俺ベッドに寝てんの?
しかも自分の部屋じゃない気がする…。翔いないし。
「やっと気が付いたか」
「?!」
「どーした」
「け、けーちゃん…え、何でいんの?!」
「ここは俺の部屋だ。居て当たり前だろ」
けーちゃんの部屋?!なんで?!
窓側近くの椅子に腰掛けるけーちゃんがいた。いつもの白衣姿ではなくスラックスにワイシャツだった。
「お前…覚えてないのか?風呂で倒れてたらしいぞ」
「え、嘘?!」
「なんかお前のクラスの次に入るクラスの男子が2人くらいが慌ててお前を運んで来たんだよ。先生Aクラスの優木君が倒れてましたー!って」
「マジか…」
「聞けばお前の昼間もぶっ倒れたらしいじゃん」
確かに今もボーッとしてるしなんとなく体熱いし…記憶ないし……。今日倒れてばっかだな…ついてねー。
まだ、少し思い体を起こそうとする。すると
「まだ寝てろ、あと水飲め」
「ん、さんきゅー…」
軽く体を起こし水を飲みもう一度ベッドに横になった。運んでくれた人が着せてくれたのかちゃんと浴衣を着せてくれてあり着替えなどは畳まれてベッド脇に置いてある。誰か分からないけど後でお礼言わなきゃなー…。
折角の旅行なのに散々だ…。
そういえば、浩志の所…行こうかなぁ…。さっきのLINEを思い出した。浩志…会いたい…なんてな。
「なんだよ、顔赤いじゃねぇか。まだ逆上せてんのか?」
「は?!あ、赤くねぇよ!!」
指摘され更に顔が熱くなる気がした。
たしか先生達と同じ階って言ってたからこの階なのかな?1人1部屋って生徒会リッチだなー。翔と一緒だから別に2人部屋でも全然構わないけど。
「お前なー、そんな格好でそんな顔するって」
「?」
もやもや、悶々、色々考え事をしているけーちゃんがベッドに近づいて来た。そんな格好?そんな顔?何だそれ。
「誘ってんのか?」
「はぁ…?って、おい!!」
いきなりベッドに乗り上げ俺の上に跨るけーちゃん。
「浴衣かよ…中々似合ってんじゃねぇか」
「ん…これは、楽だから…って退けよ!」
「研修旅行着いて来たはいいけど無闇に女の子連れ込めなくて暇してんだよー。だから付き合えって」
「ふざけんな!それでなんで俺だよ!!」
「今のお前なんかすげぇ興奮する」
「ま、待てって、んっ…やめ、ろ」
こいつ…っ。
研修旅行中まで盛ってんじゃねぇよ!!
こないだ俺と浩志保健室から追い出しておいてどういうことだよ!
抵抗も虚しく腕を頭の上で押さえつけられる。
「おい!俺、運ばれて来たんだけど?!つーかそれ以前に生徒に手出してんじゃねぇよ!」
「うるせぇな~。細かい男は嫌われるよー?やんちゃな不良君を俺が更正してやるよ」
「ふ、んぅ…?!」
間髪いれずにキスされる。驚いて口を開けばぬるりと入り込んでくる舌。必死に逃げようにもすぐに捕まえられ絡められる。
「ふぁ…んん、や、け、ちゃん…!」
「……はっ…お前舌熱すぎ」
「ん………」
逆上せていた所為かわずかに体全体が熱を帯びている。しかしそれだけではなく執拗に舌を弄られたことによるものも含んでいた。
「な、にすんだよ…っ!」
「そんな顔でキレられても怖くないっつーの」
「っ…!」
腕は抑えられ脚は腰の上から跨られているため動かせない。抵抗も出来ずにされるがままになる。
浴衣の合わせ目が僅かに開いていてそこから滑るように手が這っていきさらに広げられていく。
「肌白~…つーか、ここ可愛い色してんな…」
「んぁ!やっ、め、…ろ、けいい、ち!!」
「お前ここで名前呼ぶとか煽ってんだろ?」
合わせ目から手を入れられ広げられそのまま胸の飾を指で触れられる。ぴくりと反応すればけーちゃんはニヤリと笑う。
このまま流され続けたら危ない!そう頭のなかで警告音がなる。力を振り絞り脚をバタつかせた。
「あ!おい!!」
けーちゃんが油断して腕を抑える力が緩んだ所でけーちゃんを押しのけそのままベッドから降りる。
「っばーかばーか!!死ねよ!!」
浴衣がよれよれなのも気にせずそのまま部屋から飛び出した。
「はっ…小学生かよ………あー、つまんね」
糞保健医が!!!!何であんなん連れて来たんだよ!!!!一生学校の保健室閉じ込めとけよ!!!
むかつきと悔しさで若干涙目になりながら扉を思いっきり閉めた。
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