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「ん……」
目元に光を感じ薄っすらと目を開けるとカーテンの外はもう薄紫色に色づいていた。
肩を規則正しく上下させながら俺の胸元にすり寄ってくる焦げ茶色の頭。その姿が愛らしくて優しく撫でる。
理央を起こさないようにベッドからおりシャワーを浴びる。
昨日色々あり、っていうかほぼ俺の私欲で理央を抱いてしまった。宇野に嫉妬して理央を押し倒してしまったが、今思えばかなり馬鹿だ。その後我に帰れば理央は許してくれた。
なんとなくその時の対応が理央の方が大人な感じが…癪だな。うん。理央の事となると本当我を忘れるというかなんというか…。
普段強気なクセにやっている時は可愛い声出すし、かと思えば目に涙溜めながら睨んでくるし、限界が近くなれば俺のが欲しいなんて殺傷能力抜群の事言ってくるし……それプラス浴衣っていうオプション付き。腕通しただけの状態だったけど。
あんな姿他の奴らは知らないし、つーか知らなくていいし。どこの不良だよ…って俺の理央だし…。なんて俺独占欲こんな強かったっけ?なんて疑問を抱きながらバスルームから出る。
まだベッドに横になっている理央を起こしてやる。一応朝飯は皆集合しないといけないからな。
「理央ー、起きろ」
「……ん」
「おはよ。朝だから」
「……うん……はよ…」
のっそりと起き上がる。昨日いくらかは浴衣を元のように着せて寝かしてやったが寝てる間にまた着崩れてしまったんだろう。肩から袖がずり落ちている。
「俺的には今から押し倒してまたやるっていうのもアリなんだけどな?今日は今日で予定あるし…早くシャワー浴びて来い」
「おー……っつー、痛ぇ……」
「歩けるか?」
昨日ある程度の処理はしたけどシャワーまでは俺も眠くなってしまってやってあげれなかった。
腰をさすりながらバスルームへ向かう理央。俺は新しくワイシャツを着て理央には使っていない浴衣を用意してやった。
シャワーから出て着替えた理央に大丈夫か?と腰をさすってやれば顔を赤くしながら触んなと怒られた。なんも怖くないけど。
時間も時間だから部屋から送り出してやる。またな、と軽くキスしてやれば目を見開いた後また顔を真っ赤にして何も言わずに足早に部屋を出て行った。
本当可愛いやつ。
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