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一応
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「なー、どうしたらいい?」
「飯でも作ってやれば?」
「は?俺が?無理」
浩志が風邪ひいたらしいから……
まあ、見舞いにでも行ってやろーかなー、とか思ったり思わなかったり。
笹原が言ってた事もあながち間違いじゃないし…。俺が行ったとこで、ってやつだ。
とりあえずは風邪の奴には何したらいいかを一応、一応この学校の保健医であるけーちゃんに質問に来たわけだ。
「お前今失礼な事考えてたろ」
「ぜーんぜん」
飯かー。俺料理とかしないしなー。
1人暮らしなのに大丈夫か?って。いやいや、米炊くくらいはできるよ?でも料理らしい料理とか作れねぇし…。
「飯ってなー、俺米炊くくらいしかできねぇよ?そんなご馳走らしいご馳走作れない」
「いいじゃねぇか、米炊いてお粥でも作ってやれよ。なんだよお前、がっつり食わせようとしてたの?病人が食えるわけねぇだろ」
「え、違うの?俺病気とかあんまなったことねぇから分かんねー」
なんか、昔から病気っつーか怪我の方が多かった。
「正に、バカは風邪引かねえってやつだな」
「っ!……うるせーなー…」
畜生……うらめしくけーちゃんを睨む。
「そうだなー、とりあえず水分は必要だからスポーツドリンクとか買ってってやれよ。熱さまシートとか着替えとかも準備してやれば?」
「おー、分かった」
午後の授業もつまんなそうだったし、翔に事情を話せば、行ってこいと言われた。
てか、俺浩志の部屋まで知らないんだよなー…。どうしたものか。本人に聞いてもいいけどちょっと驚かせたいし。
「あ、竹田さんとかなら……知ってる?かな」
保健室を後にして竹田さんを探す事にした。
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