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魔が差して…:2
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神戸会長は女の子連れて何処かで遊んでるらしい、そんな事を桐島が言うもんだから俺は思わず羨ましがってしまった。
そうしたら優木が悲しそうにするから俺はしまった!と思いすぐさま海の家に走った。
「ゆーきーー!、これ借りてきたからさ、遊ぼ?」
「浮き輪……?」
俺が借りてきたのは浮き輪。
これで優木と海入ってまったりしよう、なんて初めは結構純粋な気持ちで考えてた。でも、
「俺と浮き輪に入ってて楽しいのか?」
なんか不服そうな視線を送ってくる。まあ、浮いてるだけだし?
でもなんか浮き輪にはいってる優木が可愛くて俺は別に構わなかった。
最初は優木の横にいたけどなんか…無性に近付きたくて優木の後ろから覆うように体制を変えた。
「前田……さっきから近くね?」
「そりゃ同じ浮き輪入ってるし?」
「いや、それはそうだけどよ……顔の位置的な意味で」
「気のせいだって」
まあ、気のせいではないけど。
近くで見れば見る程整った顔してんなー。長い睫毛に縁取られている猫目にスッとした鼻。薄くて血色のいい唇。
ガン見し過ぎて完璧に怪しまれている。
でも俺が腕や脇腹を撫でると優木はピクッと反応した。…やば。
「ば、馬鹿野郎!…変な触り方すんな!」
顔をほんのり赤くして俺の顔を睨んできた。
優木に怒られながらも反応が可愛くてしばらく体を触っているが手を動かすたびに優木は僅かに声を漏らしながらピクピク反応するからなんか色々ヤバくなってきた。
(なにこれ、可愛すぎ……)
「前田っ、…やめろ!…んっ」
優木の顔を覗くと顔が赤らみ目は潤んでいて海水で濡れた髪がわずかに顔に張り付いている。薄い唇からは小さく吐息が漏れていた。
やべ……
勃った……。
なんで男なのにこんなエロい表情できんだよ!!
ふざけて、優木に反応してしまったソレを充てたら予想外の反応をされた。
きめぇ!とでも言うかと思ってたら…んっ、なんて可愛い声出した後に
「…お前、の……当たって、る…」
顔を赤くしたまま申し訳なさそうに俯いて俺に伝えてきた…。
まじか。
その反応に調子に乗った俺は、え?と聞き返す。すると困ったようにアレだよ!と少しキレて言ってきた。最早怖くもなんともない。
体をさらに密着させて俺の胸と優木の背中がぴったりくっつく、と同時に優木のお尻と俺のアソコもくっつくわけで……。
またビクッと肩を震わせて反応する優木。
あー、やばいなー。
もう周りに他の客がいようがどうでもよくなってきた。
「お前…いくら水着の女の子たくさんいるからってな……っ、〜〜」
え?どういうこと…。まさか俺がこんなんなってるの自分のせいって気付いてない…?!
「いや、俺は女の子見てこうなってる訳じゃ…」
ない、って言おうとしたときだった。
「へぶっ!!」
急に何かが頭に当たった。
ビーチボール…?
飛んできたであろう方を見ると……
うわぁ……。
よくこの距離届いたなっていうくらいの距離にいても分かる、真っ黒なオーラを纏ってるのに笑顔の桐島と物凄く慌ててる義明。それを傍観してる井下がいた。
これは……砂浜戻りたくねぇ…。
でも戻らないとさらにやばい気がする。
頭にハテナを飛ばしている優木と砂浜に戻る事を決意した。
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